この春、
奄美大島から鹿児島本土へ
転勤されるかたのお見送りにいってきました。
奄美は鹿児島県なので、
県職員、警察、学校の先生などは鹿児島本土からやってきます。
そして、だいたい3年でまた鹿児島本土の職場へ。
なかには希望して
島の勤務を1年延長する方もいらっしゃいますが、
それでも必ずやってくるのが異動。
飛行機なら、奄美空港から鹿児島空港まで約50分。
ビュンとひとっ飛び。
でも私の住む町から奄美空港までは約2時間かかるので、
町の港から出るフェリーで出発してくださると
多くの人が見送りに行きやすくてありがたい。
とくに子どもたちにとっては、ちゃんとお見送りできるチャンスなのです。
出港前、みなさんからひと言お別れの挨拶。
新天地でのご多幸を祈って万歳、バンザイ、ばんざぁーーい!
この日の船は、
「フェリーきかい」。
古仁屋港を定刻だと午後16時40分出発して、
一旦同じ奄美大島の名瀬港に入港。
さらにお隣の喜界島に寄って、
鹿児島港に到着するのが次の朝の9時50分の予定でした。
なんと約17時間!
実際には春の引っ越しシーズンで荷物も多く、
各港で少しずつ遅れが出て、
所要時間ももっとかかったのではないかと思います。
奄美大島から鹿児島本土へ。
船だと、大変な長旅です。
みんなで記念撮影。
職場の同僚のみなさん、集落のかたたち、
そして島でできたお友だちなど
さまざまな方がお見送りに来てました。
船が少しずつ離れていき、
私たちを結ぶ紙テープが徐々にちぎれて行く瞬間は、ほんとせつない。
島ならではの、
春のお別れです。